2022年6月1日以降のタイ国籍を有しない方のタイ入国の流れをご紹介いたします。
要件
2022年6月1日より、ワクチン接種状況によらず全ての渡航者(タイ国籍者及びタイ国籍を有しない方ともに)に対してタイ入国後の隔離措置が廃止されます。
タイ国籍を有しない方の場合
タイ国籍を有しない方(タイ国籍者の18歳未満の子供でタイのパスポートを所持していない方を含む)は、2022年6月1日以降も継続してタイランドパス申請が必要です。
タイ入国後の隔離措置及びRT-PCR検査または抗原検査(ATK)が免除となります。
ただし、発熱症状等がある場合やタイ疾病管理局より検査が必要と判断された場合は、RT-PCR検査または抗原検査を実施して頂く可能性があります。
タイランドパスシステムの申請書類
以下の必要書類をご準備の上、Thailand Pass をご申請下さい。
ワクチン接種完了者の条件(タイ保健省が認可しているワクチンと規定の接種回数)は、下記の表をご参照ください。
No. | ワクチン名 | 規定回数 |
---|---|---|
1 | CoronaVac (Sinovac) | 2 |
2 | AstraZeneca(アストラゼネカ) / Covishield / Vaxzevria | 2 |
3 | Pfizer(ファイザー)- BioNTech / Comirnaty / Tozinameran (INN) | 2 |
4 | Janssen (Johnson&Johnson) | 1 |
5 | Moderna(モデルナ) | 2 |
6 | Sinopharm / COVILO | 2 |
7 | Sputnik V | 2 |
8 | Covaxin | 2 |
9 | Novavax / Nuvavoxid | 2 |
10 | Medigen | 2 |
ワクチン接種を規定の回数終えている方
- パスポート
- ワクチン接種証明書
- 1万USドル以上の治療補償がある医療保険証、所属会社からの医療費保証レター、もしくはタイ社会保険加入証明書(SSOカード等)のいずれか
RT-PCR検査または抗原検査(Professional-ATK)による新型コロナウィルス非感染証明書は病院等の医療機関にて検査して頂き、検査医師の直筆サイン入り英文非感染証明書が必要になります。ご渡航の際、原本をご持参下さい(PCR検査センターでの検査や自己抗原検査(Self-ATK)は使用不可です)。
ワクチン接種証明書をお持ちの方は渡航日の14日前までに新型コロナウィルスワクチン接種を規定の回数終えている必要があります。
ワクチン接種証明書は国の公的機関・地方自治体により発行されたもので、氏名・生年月日・国籍・パスポート番号・ワクチン接種詳細の全回数分が記載されているものをご使用下さい。
紙版ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)が推奨されます。
なお、マイナンバーカードをお持ちの場合は電子版ワクチン接種証明書を使用可能です。
その場合、氏名・生年月日・国籍・パスポート番号・ワクチン接種の詳細情報をスクリーンショットにてご準備頂き、必ず「Certificate of Vaccination」欄に添付して下さい。
新型コロナワクチン接種証明書アプリにて取得したICAO VDS-NC(海外用QRコード)を添付する箇所は「Vaccination certificate QR code」の欄になります。
「Certificate of Vaccination」欄にQRコードのみ添付した場合は無効となりますのでご注意下さい。
ワクチン未接種、もしくは規定の回数終えていない方
- パスポート
- 渡航前72時間以内に発行されたRT-PCR検査または抗原検査(Professional-ATK)
- 1万USドル以上の治療補償がある医療保険証、所属会社からの医療費保証レター、もしくはタイ社会保険加入証明書(SSOカード等)のいずれか
RT-PCR検査、または抗原検査(Professional-ATK)による新型コロナウィルス非感染証明書は病院等の医療機関にて検査して頂き、検査医師の直筆サイン入り英文非感染証明書が必要になります。
ご渡航の際、原本をご持参下さい(PCR検査センターでの検査や自己抗原検査「Self-ATK」は使用不可です)。
タイ国籍者の場合
タイ国籍者はタイランドパス申請が不要になりますが、日本からの渡航前に下記の書類を提示する必要があります。
- タイパスポート
- ワクチン接種を規定の回数終えている方はワクチン接種証明書の提示。
- ワクチン未接種、もしくは規定の回数終えていない方は渡航前 72 時間以内に発行された抗原検査(Professional ATK)もしくはRT-PCR検査による新型コロナウィルス非感染証明書の提示。
また、タイ到着後に発熱症状等がある場合はRT-PCR検査または抗原検査を実施して頂く可能性があります。
18歳未満の方に対するタイ入国措置
11歳未満の子供の場合
11歳未満の子供の場合、ワクチン接種証明書を提示する必要はありません。ただし、保護者と共に渡航する必要があります。
12~17歳の子供の場合
ワクチン接種を少なくても1回終えている場合はワクチン接種条件を満たしていると見なされ、ワクチン接種が必要となる入国カテゴリーにて一人で渡航可能になります。または、ワクチン未接種の場合は保護者と共に渡航する必要があります。
タイ国籍の18歳未満の未成年者の場合
タイ国籍の18歳未満の未成年者は、タイランドパス申請が不要になりますが、タイ国籍の保護者がワクチン接種証明書を持っていない場合、未成年者及び保護者は渡航前72時間以内に発行された抗原検査(Professional ATK)、もしくはRT-PCR検査による新型コロナウィルス非感染証明書の提示が必要です(6歳未満以外)。
タイ国籍の保護者は、18歳未満のタイ国籍を有しない未成年者と共に渡航する場合、下記のいずれかを進めてください。
- 18歳未満の未成年者はタイランドパスを申請すること
- タイランドパスに1回のワクチン接種証明書、又は72時間以内に発行された抗原検査(Professional ATK)、もしくはRT-PCR検査による新型コロナウィルス非感染証明書を添付してください。
- タイ国籍の保護者18歳未満の未成年者と共にタイランドパスを申請すること
- タイランドパスに未成年者のパスポート、及び1万USドル以上の治療補償がある医療保険証を添付ください。
新型コロナウイルス感染歴がある方に対するタイ入国措置
感染後3ヶ月以内にタイへ渡航する場合
医療機関より発行された治癒証明書または健康診断書をご持参下さい。
(陽性判明日、療養期間、完治もしくは症状なしの記述、及び医師の直筆サインの記載があるもの)
感染後数ヶ月間陽性反応が持続する可能性があるため、渡航後タイ国内で陽性となった場合、療養期間を終えている証明になります。
なお、陽性となった場合の措置に関しては、治癒証明書または健康診断書、及びその際の症状等を踏まえてタイ疾病管理局の判断により決定されます。
感染後3ヶ月以上経過してタイへ渡航する場合
感染前に新型コロナウィルスワクチン未接種の方は、感染後にワクチン接種を少なくても1回終えている場合、ワクチン接種完了の入国カテゴリーにてご渡航が可能になります。
なお、感染前にワクチン接種を規定の回数終えている方については、ワクチン接種条件を満たしていると見なされます。
12~17歳の子供の場合
ワクチン接種を少なくても1回終えている場合は、ワクチン接種条件を満たしていると見なされ、ワクチン接種完了の入国カテゴリーにて一人で渡航可能になります。
または、ワクチン未接種の場合は保護者と共に渡航する必要があります。