クルーズ船について
日も落ちてきて涼しくなった19時頃からチャオプラヤー川の船着場「リバーシティ」に色鮮やかなライトと賑やかな音楽を伴い、続々と個性的なクルーズ船が接岸します。タイの観光名所の1つで、夕食をしながらバンド生演奏やタイ舞踊、そして両岸のライトアップされた夜景をお楽しみいただけるチャオプラヤー川のディナークルーズをご紹介します。
ディナークルーズは主にクルーズ船舶会社が運営していますが、中にはホテルの「シャングリ・ラ ホテル」や「アナンタラバンコク・リバーサイド」、アジアティーク内のレストラン「バーンカニタ・レストラン」も運営しており、乗船場所もそれぞれ異なっています。前者はリバーシティの1番船着場(GATE1)、または2番船着場(GATE2)からの乗船となります。後者はそれぞれのホテルの船着場、及びアジアティークからの乗船となります。
クルーズ船の種類
各運航会社により個性的なクルーズ船が運航されています。
クルーズ船のほとんどは、白を基調としたルーフトップを含め3階建ての豪華な造りですが、中にはタイ伝統的な木造運搬船をモチーフにした船も運航しています。食事はインターナショナルビュッフェを採用しており、アルコールなどのドリンクは別料金の設定となっています。一部のクルーズ船には、タイ料理コースかシーフードコースのいずれかのコースを事前に選択できるセットメニューもあります。
クルーズ船の個性的な特色は、リバーシティの接岸時に見られます。タイ伝統舞踊のタイダンスや生バンド演奏、クラブ顔負けの大音量のBGMでお迎えしてくれる船など、これから約2時間のリバークルーズの気分を盛り上げてくれます。
ワンダフルパール号乗船記
乗船場所へ
さて今回は、クルーズ船の中でも最大の大きさを誇る「ワンダフルパール号」に乗船してきました。
乗船場所のリバーシティまでは、地下鉄フアランポーン駅からタクシーで、またはBTSサパーンタークシン駅からタクシーかチャオプラヤーエクスプレスボートでの移動が一般的です。行き先は「リバーシティ」、またはお隣のホテル「ロイヤルオーキッドシェラトンホテル」と告げてください。チャオプラヤーエクスプレスボートをご利用の場合は、「シープラヤー桟橋(N3)」で下船してください。
夕方頃のリバーシティ周辺は大変混雑します。遅れた場合は待ってくれませんので、早めに時間に余裕を持って到着しましょう!
ワンズトラベルでは、ディナークルーズへの貸切送迎も手配していますので、お気軽にご相談ください。
出航時間は「19時30分」ですが、乗船のチェックイン手続き開始時間は少し早い「18時30分」頃になります。リバーシティ内1階にワンダフルパール号専用チェックインカウンターがありますので、バウチャーなどを提示してチェックイン手続きを行ってください。
スタッフより乗船チケットとステッカーを受け取り、胸元や袖などの見えやすい所へステッカーを貼ってください。多くのクルーズ船が出航しますので、乗船するクルーズ船を間違わないようスタッフが識別するのに必要になります。
いよいよ乗船
ワンダフルパール号は、19時前後に2番船着場(GATE2)に接岸します。このクルーズ船の特徴ですが、紫色のネオンと大音量の音楽と共に巨大な船体が近づいてくる迫力ある光景が見られますので、早めに到着して見学するスペースを確保しています。
いよいよ乗船です。
ワンダフルパール号の入り口は、まるで高級ホテルのロビーのような大理石調の造りになっており、豪華な雰囲気でお迎えしてくれます。接待などで利用されても十分なレベルです。
ディナーを楽しむ
チケットに記載されている座席へ移動して、ディナーのインターナショナルビュッフェを楽しみます。
味付けはインターナショナル料理がメインのため、タイ料理の辛さも抑えられています。メニューも万人受けする内容になっていますので、小さなお子様連れの方も安心、もちろんフルーツやケーキなどのスイーツも充実しています。
乗船後すぐにディナーのインターナショナルビュッフェをお楽しみいただけますので、個人的には早めにお食事を済ませていただき、クルーズの最中はオープンデッキで夜景を楽しんでいただくスケジュールが理想的です。
船内を散策
お腹も満たされたので船内を散策、最初に目に飛び込んで来たのがなんとエスカレーター!さすが最新のクルーズ船です。船内の随所に外観と同じ紫色のネオンが配色、外観と内装が統一されていてスタイリッシュです。
エスカレーターを降りるとステージが、間近で迫力ある生バンド演奏をお楽しみいただけます。
演奏終了後、記念撮影にも応じてくれますが、お礼のチップをお忘れなく!
船内は、3フロアの構成で、1階と2階がエアコンの効いた涼しい室内席、3階はオープンデッキのルーフトップになっています。2階には、屋根つきのオープンデッキのお席もあります。
船の先端はお手洗い、お食事後は必ずと言っていいほど使用しますので、ここも要チェック!さすが最新クルーザー、まるでホテル並みの清潔さで安心して使用できます。
夜景を満喫
夜景の楽しみ方は色々、ドリンクを片手にエアコンの効いた船内で楽しむのも一興ですが、やはりクルーズ船の醍醐味であるルーフトップの3階へ向かいます。心地よい風と綺麗な夜景が最高です。
最初の見所は、ワットアルンです。昼間のワットアルンを見学された方は多いと思いますが、ライトアップされたワットアルンはこれまた格別です。暗闇にそびえ立つチェディ(仏塔)が幻想的でついつい時間を忘れて見入ってしまいます。
ワットアルンのすぐ先、2つ目のポイントはワットプラケオ(エメラルド寺院)と王宮です。少々奥まっているため、すぐに見えなくなりますので、忘れずに!ワットアルンに気をとられて、ついつい見逃してしまうことのないように!
3つ目のポイントは、2018年の11月に正式オープンした「アイコンサイアム」です。まるで宝石箱のようなライトアップは圧巻!
この他にもチャオプラヤー川の川岸には、高級ホテルや高級レストランが多いため、部屋のライトなどによりホテルの建物自体も綺麗な演出を見せてくれます。
ディナークルーズからホテルまでの交通手段
さて、楽しいクルーズも終わり下船の時間がやってきました。
リバーシティからホテルまでの帰り道ですが…22時頃ですから、やはりタクシーが一般的でしょうか。建物を出て目の前のシープラヤー通りに向かうとトゥクトゥクが待ち構えています。もちろん料金は交渉制になりますので、自信のない方はスルーしましょう。クルーズに乗船していた方々が一斉に帰路の手段を求めて出てきますので、なかなかタクシーがつかまらないケースが多いみたいです。また、運良く見つけてもタクシーのドライバーは強気に高い料金を提示してくるケースも多いようです。お隣の「ロイヤルオーキッドシェラトンホテル」でタクシーを見つけるのも1つの方法ですが、事前に送迎車を手配しておくと帰りの心配がなく安心です。
ワンズトラベルでは、リバーシティからホテルへの貸切送迎も手配していますので、お気軽にご相談ください。
ディナークルーズを予約
さて今回のディナークルーズのご紹介はいかがでしたでしょうか?
ワンズトラベルでは、各種ディナークルーズの手配予約を承っております。人数は1名様から団体グループまで、ご希望のタイプのクルーズ船をご案内いたします。また、社員旅行や100名200名単位の団体グループでディナークルーズを計画されている場合、貸切のクルーズはいかがでしょうか?親しい身内だけで楽しい時間をお過ごしいただけます。最大500名様までご乗船いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。