ワット・ヤイチャイモンコンとは?
高さ72mの巨大な仏塔が鎮座するアユタヤの人気観光スポット「ワット・ヤイチャイモンコン」、この寺院は、1357年にアユタヤ王朝を創設した初代ウートーン王「ラーマーティボーディー1世」により建設され、当時はワット・パーケオの名称で親しまれていました。
実は、巨大な仏塔は当初存在していなく、後の1592年にナレースワン王が当時のビルマ軍(現ミャンマー)との戦いに勝利したことを記念して建てられた経緯があります。
以降は、現在の名称「ワット・ヤイチャイモンコン」の名前で、連日多くの参拝客や観光客で賑わっています。
ワット・ヤイチャイモンコンは、ラーマーティボーディー1世がセイロン(現スリランカ)へ留学していたこともあり、その影響を受けてスリランカ様式の仏塔になっています。
観光の際のポイントですが、中央の階段を上り、この仏塔内に入ることができます。
意外と急な階段になりますので、混雑時は注意が必要です。
また、境内のあちこちに注意書きの看板がありますが、階段や仏塔内の混雑する場所では、「スリ」による被害が多く報告されています。
くれぐれも被害にあわないよう、貴重品の管理にご注意ください。
アクセス
ワット・マハタートやワットプ・ラシーサンペットのあるアユタヤ歴史公園からパサック川を挟んで東側に位置しています。
アユタヤ駅やロットゥーの発着場所からも距離がありますので、事前にバンコクから送迎車や貸切バスをチャーターすることをおすすめいたします。
その他のアユタヤ遺跡もそこそこの距離に点在しています。
もちろん現地でチャーター交渉も可能ですが、メジャーな観光地になりますので、強気の料金を提示されることも多々あります。
事前に手配して効率の良い観光を!
貸切バス・貸切チャーター
- 名称:ワット・ヤイチャイモンコン / Wat yai chai mongkhon
- 住所:40 หลวงพ่อขาว ซ. 3 Khlong Suan Phlu, Phra Nakhon Si Ayutthaya District, Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000 Thailand
- 電話:035 242 640
- 営業時間:8時00分〜17時00分
- 入場料:20バーツ
ワットヤイチャイモンコンの見所
入り口の看板、その大きさから寺院の規模と人気が伺えます。
綺麗に整備された境内に入ると涅槃像がお出迎えをしてくれます。
ワットロカヤスタのミニチュア版です。
メインの大きな仏塔が見えてきました。
遠くからも見える仏塔、近くで見ると、その大きさ!さらに迫力があります。
中央の階段を登って仏塔の内部や中腹の展望台へ行くことができます。
階段はご覧の通り急になりますので、くれぐれもご注意ください。
仏塔の中腹から見渡す境内、正面にはご本尊が祀られた本殿が見えます。
仏塔の正面に両側には巨大な仏像が鎮座しています。
仏塔の裏側には、純白の仏像が祀られています。
仏塔を囲むように仏像が1周ぐるりと祀られています。
何体あるのでしょうか?1体ごとに黄色い袈裟が掛けられています。
整然としており、神秘的で迫力があります。
ご本尊が祀られている本殿です。
仏舎利塔の内部
中央の階段の上って仏塔内部へ、外から見るよりも急な階段なので、くれぐれもご注意ください。
混雑時の様子です。
スリ被害が多く報告されていますので、ご注意ください。
内部の井戸の様子です。
お金を投げ入れると幸運をもたらすとの言い伝えがあります。
仏塔の内部に祀られている仏像
訪問時のマナー
ワットプラケオのように、入場時に厳しい服装チェックはありませんが、ここはあくまで「寺院」になります。
参拝者の邪魔や不快にならないよう、くれぐれも下記のような服装で訪れないようにご配慮ください。
- ノーズリーブやタンクトップ(インナーとしての着用はOK)
- 丈の短いシャツ(腹部の見えるものはNG)
- シースルー素材の服
- ハーフパンツや踝の見える7部丈のパンツ
- ダメージパンツ(クラッシュ加工の穴の空いたパンツ)
- レギンスやタイトなシルエットのパンツ
- 丈の短いスカート
女性の方は、くれぐれも僧侶に触れないようご注意ください。
寺院内に限らず、街中でも女性に触れる行為は、戒律違反になってしまいます。
飛行機に搭乗する際にも僧侶を対象とした優先搭乗や電車内の優先席も僧侶は対象となっているくらい非常に厳しいルールとなっています。
混雑しているエリアでは、撮影や観光に夢中になり、僧侶にぶつかったりすることのないよう、周りには十分な注意を払ってください。