タイ国政府観光庁(Tourism Authority of Thailand)より、2022年5月1日からのタイの最新の入国要件が発表されました。
変更内容は、入国後1日目のPCR検査が不要となります。
こちらは、ワクチン接種を受けた旅行者のみ対象となりますが、ワクチン未接種/完全にワクチン接種されていない旅行者につきましても、出発前72時間以内に発行された陰性証明書をタイランドパスより事前に申請された方も入国後1日目のPCR検査が不要となります。
陰性証明書を提示されない方は、従来通り「AQ宿泊施設」などの予約が必須となります。
また、これまで2万米ドル以上の補償範囲が必要であった保険契約が、1万米ドル以上に減額されます。
(引き続きタイ国籍の方や外国人駐在員は、保険加入が免除されます。)
ワクチン接種を受けた旅行者
18歳以上のすべての人は、タイ渡航日の14日前までに新型コロナウイルスワクチン接種を規定の回数終えている必要があります。
同伴者なしでタイに旅行する5〜17歳の旅行者は、タイ渡航日の14日前までに承認されたワクチンを少なくとも1回接種する必要があります。保護者と一緒に旅行する人は、この要件を免除されます。
新型コロナウイルス感染後に承認されたワクチンを少なくとも1回接種した感染歴のある旅行者は、医療機関より発行された治癒証明書(完治もしくは症状なしと記されたもの)を持参する必要があります。
また、新型コロナウイルスワクチン接種証明書をお持ちの方は、Thailand Pass 承認手続きの円滑化のため、日本政府が提供する新型コロナワクチン接種証明書アプリにて取得したICAO VDS-NC(海外用QRコード)を Thailand Pass システムにアップロードして下さい。
Thailand Pass(タイランドパス)申請時に必要な書類は、下記になります。
- パスポート
- 国の公的機関・地方自治体により発行されたワクチン接種証明書(紙版もしくは電子版ワクチンパスポート)
- 1万USドル以上の治療補償がある医療保険証(タイ国籍者は不要)
ワクチン未接種/完全ワクチン未接種の旅行者
72時間以内に発行されたRT-PCR検査の陰性証明書をタイランドパスよりアップロードされる場合は、検疫が免除されます。保護者と一緒に旅行する6歳未満の旅行者にも適用されます。
Thailand Pass(タイランドパス)申請時に必要な書類は、下記になります。
- パスポート
- 1万USドル以上の治療補償がある医療保険証(タイ国籍者は不要)
- Alternative Quarantine(AQ)の5泊分予約確認書(※注)
空港送迎(片道)、及びRT-PCR検査1回分(4-5日目に実施)の費用が含まれることを明記して頂く必要があります。
注:タイランドパス申請時に72時間以内に発行されたRT-PCR検査の陰性証明書をアップロードされる場合は不要
タイ到着時
タイに到着したら、すべての旅行者は体温チェックを含む入国審査を受け、必要な書類を入国管理局/健康管理官に提示する必要があります。
ワクチン接種を受けた旅行者
その後、ワクチン接種を受けた旅行者は入国が許可され、タイ国内のどこにでも自由に行くことができます。
ワクチン未接種/完全ワクチン未接種の旅行者
陰性証明書あり
タイ国内のどこにでも自由に行くことができます。
陰性証明書を事前にタイランドパスにアップロードする必要があります。
陰性証明書なし
5日間の検疫を受ける必要があります。
宿泊施設へは、事前に手配された車両によるもので、かつ5時間以内に移動しなければなりません。
4〜5日目にRT-PCR検査を受ける必要があります。
保護者と一緒に旅行し、一緒に検疫を受ける5歳未満の旅行者は、唾液検査を受けることができます。
検査結果が陰性の旅行者は、タイ国内のどこにでも行くことができます。
検査結果が陽性の旅行者は、適切な治療を受ける必要があり、かつ費用は旅行者の事前に加入した医療保険(自己負担)となります。
タイ滞在中
タイ滞在中、ワクチン接種済みの旅行者、およびワクチン未接種/完全にワクチン接種されていない旅行者は、健康と安全の基準に厳密に従うことをお勧めします。
新型コロナウイルスのような症状が認められる場合は、速やかに検査を受ける必要があります。また、検査結果が陽性の場合は、適切な治療を受ける必要があります。