タイの水上マーケット
タイで水上マーケットと言えば「ダムヌンサドゥアック水上マーケット」と「アムパワー水上マーケット」の2箇所が真っ先に思い浮かびます。
どちらもタイを代表するメジャーな水上マーケットで、特にダムヌンサドゥアック水上マーケットは、タイ旅行において、人気観光スポットのランキングの上位に毎回顔を出すほどの人気ぶりですが、賑わっている時間帯が午前中の早い時間になるため、バンコクを早朝に出発する必要があります。朝が苦手な方や前日に遅くまで遊んでいた方にとっては、極力避けたいスケジュールとなります。
その点、アムパワー水上マーケットは昼以降も賑わっており、特に夕方以降の日が落ちてからスタートする蛍クルーズは大人気で、目当ての方はバンコクをゆっくり出発できるメリットがあります。
上記2箇所の水上マーケットは人も多く、バンコクから距離もあり、良くも悪くも観光地化されているので、今回はタイのノンビリとしたローカルな雰囲気を楽しみたい方へ、「タリンチャン水上マーケット」をご紹介いたします。
タリンチャン水上マーケットについて
タリンチャン水上マーケットは、バンコクの西側に位置しており、多くの旅行者が宿泊されるシーロムやスクンビットから約30分ほどの至近距離にありますので、気軽にアクセスできるメリットがある反面、週末の土曜日と日曜日のみのオープンとなります。
そのため滞在期間中に週末が含まれていない場合は、必然的にダムヌンサドゥアック水上マーケットかアムパワー水上マーケットになりますが、アユタヤやパタヤの観光を予定されている方は、アユタヤ水上マーケットやパタヤ水上マーケットの選択も可能です。
タリンチャン水上マーケットの魅力は、何と言ってもローカル色が強く、のんびりとした時間の流れる中で素朴な地元民の生活が垣間見え、メジャーな観光スポットにありがちな騒音や人混みから程遠く、落ち着いた観光ができることでしょうか。
マーケット自体はこぢんまりとしており、入り口のゲートから運河までの約100mほどの短い直線の両サイドに様々な売店が並んでいます。
一般的な水上マーケットとは異なり、マーケット内の運河でボートに乗ってショッピングや飲食、遊覧を楽しむのではなく、遊覧船に乗って近くの寺院「ワット・コー」などを約1時間20分かけて周遊するスタイルになります。
突き当たりの運河に面した川沿いのレストラン(屋台)では、ボート上にキッチンを設置しており、唯一水上マーケットらしさが見られる場所になります。
タリンチャン水上マーケットの営業時間
タリンチャン水上マーケットの営業時間は、週末の土曜日と日曜日の朝7時30分から18時00分までとなりますが、タイのあるあるの1つ、お店ごとにオープン時間がまちまちになるケースもありますので、ご注意ください。
- 土曜日:7時30分~18時00分
- 日曜日:7時30分~18時00分
- 月〜金曜日:定休日
タリンチャン水上マーケットへのアクセス
バンコク中心地からバスや鉄道でアクセス可能です。
鉄道利用の場合、地下鉄ブルーラインで「Bang Khun Non」駅で下車、接続駅のタイ国鉄「Jaran Sanitwong」駅から1区間の「Bang Ramat」駅で下車して水上マーケットまでは徒歩移動になります。
バス利用の場合、バンコク中心地から「79番エアコンバス」に乗車して「taling chan district office(タリンチャン区役所)」で下車、バス停から水上マーケットの大きな看板が見えます。
「79番エアコンバス」は、地下鉄ブルーラインの「Bang Khun Non」駅や「セントラルワールド前」から乗車できます。
バンコクの路線バス利用は、路線数が多くルートが複雑なため、ハードルが高くなります。
降車場所も車掌さんが大声で教えてくれますが、タイ語での案内となるため、常にスマホ(Googleマップ)とにらめっこが必要です。
また、日本では考えられない事ですが、目的地へ行くのを中止して、強制的に途中で降ろされる事も珍しくはありません。
理由は、「渋滞しているから…」、タイの便利な魔法の言葉「マイペンアライカップ(カー)」で全て無かったことになります。
アクセスしづらい観光地へは、安心と安全を考慮して事前予約が可能な貸切チャーターが便利です。
限られた時間の中で効率の良い観光を提供いたします。
貸切チャーター
- 名称:タリンチャン水上マーケット
- 住所:333 Chak Phra Rd, Khlong Chak Phra, Taling Chan, Bangkok 10170 Thailand
- 電話:0858321918