タイ政府は、2023年6月から予定しておりましたタイ入国料の徴収開始時期を2023年9月まで延期すると発表しました。
これまでの発表では、2023年6月からの運用開始予定でしたが、徴収方法に様々な問題と課題が残っており、国際航空運送協会(IATA)や航空会社委員会(51以上の国際航空会社)などが難色を示した事も延期の一因となっております。
延期は空路からの入国のみとなり、陸路や海路での入国につきましては不明となります。
本措置は、空路で入国した場合は「300バーツ(約1,200円)」、陸路と海路は「150バーツ(約600円)」を徴収する予定で、タイの労働許可証を保有している方やタイのパスポートを保有している方、トランジット、外交官、2歳未満の子ども、航空機の乗務員は徴収が免除されます。
徴収した入国料は、観光地の整備や管理、外国人観光客の滞在中における医療や事故の保険などに充てられます。
これまでタイ政府は、年間で3-4億バーツを外国人観光客の治療費に負担しており、導入が急がれておりました。
- 2023年9月より、空路での入国が「300バーツ(約1,200円)」、陸路と海路での入国がそれぞれ「150バーツ(約600円)」徴収されます。
- 徴収のタイミングですが、空路では航空券購入時に料金が請求される予定です。