在タイ日本大使館より重要な現地情報です。
サムットサコーン県当局による緊急会見
12月17日、バンコクの西隣サムットサコーン県内の海産市場において新型コロナウイルス感染者が発見されて以降、大規模な検査が行われた結果、19日夜、タイ保健省は同県における548名の新規感染者を発表しました。
同日夜、サムットサコーン県当局は、右を受け緊急会見を行い、外国人の同県への出入境禁止等の制限措置を発表しました。制限措置についての概要は以下のとおりです。
今後の発表等により変更の可能性もありますので、最新の情報収集に努めて下さい。
- 12月19日から1月3日までの以下施設を閉鎖する。
- 中央エビ市場、娯楽施設、教育機関、運動場、ムエタイ場、その他多くの人々が集まる施設
- 同期間、食堂についてはテイクアウトのみ営業を認める。なお、病院、ホテル内及びショッピング・センター内の飲食店の営業は引き続き可能とする。
- 同期間の午後10時から翌朝5時までの外出制限について協力を要請する。
- 外国人の同県への出入境を禁止。タイ人の同県への出入境についても、事前にサムットサコーン県に届け出ること。
バンコク都感染症対策委員会による緊急会見
バンコクの西隣サムットサコーン県での新型コロナウイルス感染者拡大状況及び同県の中央エビ市場にて感染したと見られるバンコク都住民一例の発生を受け、12月20日、バンコク都感染症対策委員会が招集され、緊急会見が夕刻行われました。
会見で発表された、バンコク都としての対応概要は以下のとおりです。
今後の発表等により変更の可能性もありますので、最新の情報収集に努めて下さい。
- 都内の生鮮市場等を対象として、積極的疫学調査を実施する。
- 参加者の多い、参加者の距離が密になるようなイベントは当面控えるようお願いしたい。
- 感染の危険性が考えられる施設や活動としては、娯楽施設、ムエタイ・ジム、各種市場である。
- これら施設や活動をはじめとして、物理的距離の確保やマスクの着用といった防疫措置の徹底を改めて呼びかけたい。
- 今次感染者の多くを占める外国人労働者が利用することの多い公園について、都営公園は引き続き営業を続けるものの、密になることを避けるようお願いしたい。
- 寺院も外国人労働者が集まる場所として知られているところ、宗教行事の自粛をお願いしたい。
- 年末年始の各種イベントの自粛を求める。この点、都当局関連の行事は全て中止を決定したところ、民間にも協力をお願いしたい。
- 仮にそれらイベントを実施する際は、保健当局から許可をとりつけ、防疫措置を徹底した上での実施をお願いする。
- 都内の官民全てに対し、少なくとも向こう14日間、可能な限りのwork from homeをお願いする。
- 都営の教育機関について、サムットサコーン県に距離的に近い区内(バンボン区、ノンケーム区、バーンクンティアン区)に所在する学校については14日間の休校、つまり明年1月4日までの休校を決定した。他の都営の教育機関についても不要不急な試験等の実施を避けるよう指示済みである。
サムットサコーンは、バンコク西側に隣接する県で、「ベンジャロン焼」や「マハーチャイ漁港・市場」で知られています。