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タイで旅券(パスポート)の紛失や盗難された際の手続きについて

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せっかくの海外旅行で旅券(パスポート)を紛失してしまった場合や盗難に逢ってしまった場合、とても旅行を楽しむ気分では無くなり、その上、どのようにして日本へ帰国すればいいのか?気が気ではありませんよね?

外務省に多く寄せられる紛失や盗難の事例ですが、多くは下記の内容や類似した内容の相談が急増しているとの発表です。

  • 外貨両替所等で一時的に旅券を預けたものの、受け取ることを忘れてその場を立ち去ってしまった結果、旅券の所在が分からなくなってしまった。
  • 空港に到着し電車にてバンコク都内の駅まで向かう途中に、背負っていたリュックに入れていた旅券在中のポーチを抜き取られた。
  • バンコク中心部のショッピングモールで開催されたイベントに参加していたところ、背負っていたリュックに入れていた旅券及び財布を抜き取られた。
  • バンコク中心部のスーパー店内において買い物中に、肩に掛けていたトートバッグに入れていた旅券在中の巾着を抜き取られた。
  • スクンビット通りを徒歩で移動中に、肩に掛けていたバッグに入れていた旅券在中の財布を抜き取られた。

運悪く上記のように旅券(パスポート)を紛失してしまった場合や盗難に逢ってしまった場合、どのように対応すれば良いのか?

ここでは、タイで旅券を紛失(盗難被害)した場合の手続きについて、ご紹介いたします。

タイで旅券を紛失(盗難被害)した場合の手続き

引き続きタイに滞在する場合及び他の国に渡航する場合

引き続きタイに滞在する場合、及び他の国に渡航する場合には、旅券の新規発給手続きをして下さい。
また、日本に早急に直接帰る場合は、帰国のための渡航書を発給しますが、これらの手続きのためにタイ警察発行の紛失(盗難)証明書がまず必要となります。

在タイ日本国大使館では、新規旅券(又は帰国のための渡航書)交付時にタイ国入国管理局(以下入管)宛の文書をお渡ししています。この文書には、紛失旅券が失効したこと、タイ入国時の入国記録を新規旅券(又は帰国のための渡航書)に移す手続きの依頼が記載されています。

入管にて以上の手続きが完了しないとタイから出国することはできません。
新規旅券(又は帰国のための渡航書)を受領後、ご本人が入管で手続きを行います。
また、新規旅券等を受領後、紛失した旅券が見つかった場合でも、これを使用することはできません。

旅券を紛失してしまったときの新規旅券の発給手続き

  1. 紛失(盗難等を含む)場所を管轄する警察署、またはバンコク・ラチャダムヌーン通りの観光警察(英語可・日本語通訳官が駐在しているときもある)でタイ語の紛失・盗難証明書(ポリスレポート)を発行してもらいます。
    ただし、盗難の被害に遭い、捜査が必要になるようなケースについては、管轄の警察署に行くよう指示されることもあります。
  2. 大使館領事部で旅券等の発給手続き
    1. 長期の滞在をタイ国(外国)で予定している場合 1.旅券の新規発給申請
    2. 帰国の便が決まっており、旅券の発給を待てない場合 2.帰国のための渡航書発給申請
  3. 申請時間・手数料等の詳細については、旅券(パスポート)のページを参照 のこと。

必要書類

旅券

  1. 盗難証明書(ポリスレポート)
  2. パスポート用写真2枚
  3. 戸籍抄本(又は謄本)申請前6ヶ月以内に取得したもの
  4. 大使館窓口にある書類「紛失一般旅券等届出書」「一般旅券発給申請書」
  5. 手数料

渡航書

  1. 盗難証明書(ポリスレポート)
  2. パスポート用写真2枚
  3. 帰国便の航空券または予約確認票
  4. 大使館窓口にある書類「紛失一般旅券等届出書」「一般旅券発給申請書」
  5. 日本国籍を立証するための公文書(例:戸籍謄(抄)本、本籍地の入った住民票)
  6. 手数料
申請・交付時ともご本人がお越し下さい。お子様の場合も同様です。
未成年者の場合は、法定代理人の署名が必要です。

滞在中の旅券(パスポート)の取り扱いについて

海外旅行に必要な旅券(パスポート)、特にタイでは外国人が外出する際に常時携帯する必要があります。

街中で警察官や入国管理局職員に職務質問された際、パスポートを携帯していない場合は、罰金を要求されたり身柄を拘束される可能性もありますので、外出時は携帯するようにしましょう。

ただし、なかなか旅券原本を持ち歩くのにも勇気がいることで、紛失した場合や盗難に逢った場合のリスクを考慮すると、どうしても躊躇してしまいます。

原本は、ホテルのセーフティボックスやフロントへ預けて、少なくともコピーやスマホに写真保存をして携帯すようにしましょう。

警察官または入国管理局職員に職務質問された際、旅券を携帯していない場合、罰金や身柄を拘束される可能性があります。

旅券を携帯し、職務質問を受けた場合には直ちに提示できるようにしておいてください。

(外務省の海外安全ホームページより)