在タイ日本大使館より注意喚起のアナウンスです。
首都バンコクの治安当局より「コロナウイルス禍による困窮者の増加や先般からの規制緩和による人出の増加を受けて、窃盗グループが活動を活発化させているので、今後スリ、置き引き及びひったくり等の盗難被害が増える可能性がある。」との情報提供が在タイ日本大使館にありました。
今現在は入国禁止措置がとられているため一般の旅行者はタイへの入国はできませんが、今後の状況によっては緩和される情報も出てきています。特に入国禁止措置の解除後は、くれぐれも細心の注意を払って渡航されることを心がけてください。
防犯上の注意点
- 外出時には、カバン類は前に持ち、ファスナーは必ず閉める。
- 後ろ向きにカバンを背負っていたり、斜め掛けをしていると気付かないうちに、カバンを開けられ貴重品を盗まれます。
- また、バイクでのひったくり被害に遭遇する可能性もあります。
- 財布、スマートフォンや旅券等貴重品は、カバンの外ポケット等の容易に取り出せる箇所に入れない。
- かばんの外ポケットなど、取り出しやすい箇所に入れている貴重品は、窃盗犯にとっても容易に手が届きます。
- また紛失する恐れも高くなります。
- 高価な物は身に付けない。
- 犯人は、相手にけがをさせてでも、目に付けたものを奪おうとします。
- 見知らぬ人に話しかけられたり、抱きつかれたりしても所持品は肌身離さず携行し、絶対に注意をそらさない。
- 注意をそらされているうちに、大事な所持品を盗まれます。
- いわゆる「日本円見せて」詐欺にも注意が必要です。
- 相手は手品師のように現金を奪って逃げます。
- 「歩きスマホ」や「歩き音楽プレーヤー」をしない。
- 注意散漫となり、交通事故の恐れもあります。
- 夜間、人通りのない暗い道を単独で歩かない。
- ひったくり、強盗、性犯罪や交通事故等の被害に遭う可能性があります。
防犯の基本的心構え
- 近づかない
- 「危険な場所」には不用意に近づかない、夜間の外出や無用な一人歩きを避けるという心がけが大切です。
- タイ、特にバンコクにおいては、歓楽街や繁華街やスラム街が混在します。
- それらに近づかなければ、犯罪被害に遭う確率は格段に下がります。
- 慌てない
- 不幸にも犯罪被害に遭った場合の対処です。
- 先ずは、生命と身体の安全を第一に考え、場合によっては、犯人の要求に抵抗しない態度を示すことが必要です。
- なお、その際、後に警察に被害届を出すときのために、犯行の状況や犯人の特徴などをできるだけ記憶し、鮮明化しておくことが大切です。
- 楽観視しない
- 一般的に他の外国と比較して、「タイは安全、治安が良い」と言われていますが、それでも日本国内と比較すれば、市街地におけるスリ・詐欺事件などの犯罪から、時には、発砲事件、爆発事件等に至るまで、様々な事案が多く発生しています。
- 「タイなら大丈夫、安全」と自分の中に勝手な安全基準を持って、タイの犯罪情勢を楽観視してはいけません。