タイのタバコ事情
タイで販売されているタバコのパッケージには、肺がんになった肺や蝕まれた歯茎の写真など、グロテスクなパッケージがデザインされています。これはタイ政府により義務化されており、表示するエリアも年々拡大しています。
また喫煙できる場所も年々少なくなっています。
直近では空港の喫煙所が廃止されたり、主なビーチでの全面禁煙が施行されたり、日本と同様に喫煙者は肩身の狭い方へ追いやられています。
タバコの吸える場所は、屋外の禁煙エリア以外となります。
もちろん喫煙可能なエリアでもポイ捨ては厳禁!罰金(2,000バーツ)の対象になりますので、灰皿のある場所や、携帯灰皿を使用して喫煙していただきますよう、お願いいたします。
多くの飲食店の入口付近や建物の周囲には灰皿が設置されています。
この他、一部のバーやナイトクラブで喫煙できるところもあるようですが、最近(2019年10月)では警察がタニヤのナイトクラブへ取り締まり(別の理由で)に入っています。くれぐれもトラブルに巻き込まれないよう、ご注意ください。
免税タバコの持ち込み
- タバコ類持ち込みは制限、1人250グラム、または200本まで。
- 免税(納税シールのない)たばこを250グラム以上、または200本以上持ち込むと、1カートン(10箱)に対し、4,675バーツの罰金。
- 税関申告不可となり、超過分は原則没収または罰金を科せられる場合もあります。
- 鞄の中に余裕があるのでタバコを一時的に預かっていた場合でも税関においては「所持」とみなされますので、免税店で購入されたタバコはくれぐれも各自携帯されるようご注意ください。
持ち込みNG
電子タバコ・加熱式タバコの「持ち込み」「所持」「使用」は一切禁止されています。
2014年12月27日にタイ政府より「電子タバコ禁止条例」が発令され、アイコスをはじめ、加熱式のタバコが一切禁止されています。
違反した場合、最高で10年の懲役、または500,000バーツの罰金のいずれかが科せられます。
また、個人的に所持していただけでも罰せられますので、タイへ渡航される場合は十分にご注意ください。
タバコの吸えない場所
- 公共交通機関(バス、タクシー、鉄道、船、飛行機)
- 上記以外に貸切チャーターや貸切バスも禁煙が義務づけられています。
- 空港
- デパート(複合商業施設)
- 飲食店(喫煙禁止場所以外のオープンエアの屋台を除く)
- ホテル(一部ホテルではバルコニーなどで喫煙可)
- バー
- ナイトクラブ
- 主要ビーチ24ヶ所(プーケットのパトンビーチ他)
- 禁煙指定の路上
- チャトゥチャックウィークエンドマーケット
空港
- スワンナプーム国際空港(バンコク)
- ドンムアン空港(バンコク)
- プーケット国際空港
- チェンマイ国際空港
- ハジャイ国際空港
- チェンライ空港
空港外の一部エリアで喫煙できる場所がございますが、原則禁煙が施行されています。
また、JAL日本航空のサクララウンジでも喫煙エリアが廃止され、全面禁煙となりました。
罰則
禁煙場所で喫煙した場合、最高5,000バーツの罰金刑が科せられます。
また、24カ所の主要ビーチにて喫煙した場合は、1年以下の禁錮、100,000バーツ以下の罰金、もしくは両方が科せられます。